「自主・自律」の精神で、伝統を繋ぎ、未来を拓く
みなさん、こんにちは。 沖縄県立南風原高等学校・高等支援学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。 本校が所在する南風原町は、琉球王国の時代から、人々が互いに助け合い、苦難を乗り越えてきた「協調」と「団結」の精神が息づく地域です。この誇り高き精神を継承し、地域の皆様の熱い期待とご支援を賜り、昭和51年(1976年)に開校いたしました。以来、「自主・自律」の校訓のもと、地域に根差し、社会に貢献する有為な人材の育成に努めてまいりました。これまでに1万5千人余の卒業生を送り出し、令和7年度(2025年度)には創立50周年の大きな節目を迎えました。今日まで本校の教育活動を支えてくださった歴代の教職員、保護者、そして卒業生の皆様、さらには「黄金の里」南風原町の地域の皆様に、心より感謝申し上げます。 さて、社会は日々激しく変化しています。生徒たちがたくましく生き抜くために、本校では、以下の3つの柱を軸とした「生きる力」を育みます。
① 正しく判断する力(的確な意思決定) ② 助け合う心(豊かな社会性と共生) ③ やり抜く責任感(粘り強い実行力)
これらを通じて、良識ある豊かな人間関係を築ける人材を育成します。 また、本校は、生徒の「自分力」を高め、可能性を最大限に引き出す教育を推進します。基礎学力の定着とキャリア教育を両立させ、主体的な進路選択を支援するとともに、郷土愛と豊かな職業観を養成します。その指針として、以下の「3つの手立て」を軸とした教育を実践します。
一つ目は、「本物に触れる学び」です。郷土文化コースでは、地域の名人や第一線で活躍する先生から直接、琉球舞踊や三線を学びます。教養ビジネスコースでは実社会で役立つ資格取得に挑戦し、普通総合コースでは多彩な科目から自分の可能性を広げます。地域そのものを学びの場として、専門性を磨いています。
二つ目は、「世界とつながる視点」です。ハワイや台湾など海外の学生との交流を通じ、沖縄の文化に誇りを持って発信することで、グローバルな視野を養います。
三つ目は、「共に生きる日常」です。 本校の最大の特徴は、同じ敷地内に「南風原高等支援学校」が併設されており、両校の生徒が共に過ごす毎日があることです。行事や部活動、日々の何気ない交流を通して互いを認め合い、自然に支え合う「共生社会」の実践の場でもあり、「心のバリアフリー」を肌で感じながら学んでいます。互いを思いやり、尊重し合う心は、これからの予測困難な時代を生き抜くために不可欠な力であると確信しております。 この半世紀の歩みを礎とし、次の50年に向けて、地域に愛され、未来を切り拓く人材を育む学校であり続けるよう、教職員一同、全力で邁進してまいる所存です。 保護者の皆様、同窓生、そして地域の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
令和8年4月吉日
校長 川上 恵美